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 いよいよ富士登山! 前編 (H17夏) [◎ 旅]

『富士登山準備~出発編』のつづきです。

DSC01452-1.JPG[富士山頂上付近(平成17年夏)] 


いきなり山頂付近の写真をトップにもってきましたが、ここまで登ってくるのは大変です。[あせあせ(飛び散る汗)]

 


風船①.JPGちなみに、この時の富士登山は『夏休みの自由研究』を兼ねての登山。何を実験したかと言えば・・・、右の写真。
出発前に膨らませた風船が、富士山頂ではどのくらい膨らむのか?
一つでは不安だった為、風船を2個用意。ウエストポーチにくくり付けて登山しました。
【高速に乗る前のインター:風船の幅16cm。】


=高山と気圧の関係=[バッド(下向き矢印)]
気圧.JPG気圧とは地球を覆っている大気(空気)の重さのこと。
普段住んでいる低地と高山など標高が高い場所では、上に乗っている空気の量が違う為、空気の密度が異なる。
その為、標高が高くなるにつれて空気が薄くなるということ。

 

風船②.JPG富士宮口の5合目は標高2400m。
いきなり2000m分気圧が低くなったはずなのだが・・、
右の写真のようにあまり変化がない。[あせあせ(飛び散る汗)]

【5合目(2400m):風船の幅17cm。】
実験前の予想と大きく異なる結果にかなり戸惑う。


出発前の富士宮口5合目。
日の出前ということと寝起きのせいかかなり寒い。
ちなみに標高が100m高くなるにつれ、気温は約0.6℃下がるらしい。
東京のこの日この時間の気温は知らないが、仮に20℃だったと仮定すると・・、
-0.6×2400mで-14.4℃となり、気温5.6℃だったことになる。
寒いわけだ。


風船③.JPG準備体操をして、いよいよ登山開始。
6合目に着いた頃には、すっかり明るくなってきました。

【6合目(2500m):風船の幅 17cm。】
標高で100m登りましたが、風船の幅に変化なし。


6合目までの道のりは、急な坂もそれほどなく比較的楽に登ってこれた。
そして6合目に来て気が付くことが一つ。
それまで生えていた背の高い樹木が突然見られなくなること。

=森林限界=
寒い地方や高い山で、森林が育つことができる限界線の事。
本州中部の高山では、垂直分布で2500m付近が森林限界にあたるらしい。 

金剛杖に焼印[バッド(下向き矢印)]
1898874
前回登山の際に大活躍をした“金剛杖”が1本足りなかった為、休憩しているうちに開店した山小屋で購入し、ついでに焼印(200円/当時)を押してもらった。
この焼印、各登山口と各合目で焼印が違うらしいので、この焼印を全部貰う為に富士登山をしている人もいるらしいです。


6合目を過ぎた場所[バッド(下向き矢印)]
1898873

1885899[左斜め下]左の写真は次に目指す7合目の山小屋。

6合目を過ぎると、背の高い植物の姿はまったく見られない。
登山道の斜面も急にきつくなってきた。

河口湖口から登った時もそうだったが、どうも6合目までは比較的なだらかに登れるように登山道が作られているようだ。
高山病にならない為の配慮なのだろうか?

=高山病=
短い時間のうちに高い山へ登った時に起こる症状。気圧の低下や酸素が薄くなるなどが原因。症状:息切れ・めまい・どうき・頭痛・吐き気・耳鳴りなど。

=高山病対策=
車で5合目に到着したら、しばらくゆっくりして高所に体を慣らす。マイペースで登り、酸素を充分に取り入れ、水分を多めに取る。 

6合目を出発して、しばらくすると日が昇ってきたが、下調べどおり御来光を拝むことは出来なかった。やはり、富士宮口からの登山では、かなり頂上に近い場所に行かなければ、御来光を見ることは出来ないらしい。

日が昇り、気温も急に上昇してきた気がする。休憩を長く取り過ぎないように、15分歩いて5分休むことにした。


風船④.JPG朝6時ちょうど、新7合目に到着。
既にかなり暑く、写真のようにタオルで汗を拭うほど。

【新7合目(2780m):風船の幅17.5cm】
280m高くなって0.5cmの変化。微妙。 ( ̄~ ̄;)


新7合目で朝食と休憩を取る。
休憩で少し寝てしまった為、起きたら7時になってしまい、ついに後から来たバスツアーの団体にも抜かれてしまう。[もうやだ~(悲しい顔)]
まぁ~ 我が家の場合は、どこに行ってもマイペースですからいいんですけど。

ちなみに、バスツアーで富士登山する場合は、ガイドに従ってゆっくりした歩調で登っていきますが、昼前までの決められた時間に頂上に着かなかった人は、どんなにあと少しで頂上だったとしても、その場所から下山開始する約束になっているようです。
もちろん、ツアーによって詳細は異なると思いますが・・


さぁ~ 次はやっと8合目・・・  だと思いますよね!普通。


ところが・・・、  チョット長くなったので、またまた後編に続きます。 
※ 後半をご覧になるには、上の青字“後編”をクリックしてください。


タグ:富士山 旅行
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コメント 12

花火師

いいですねー楽しかった事でしょう
自由研究もかねてるのがまた(笑)
今年はいつくらいに行かれるんですか?
by 花火師 (2008-07-07 00:44) 

やす

こんにちは(^^)
前日分とまとめて読ませて頂きましたm(__)m
てっぺんまで行くにはやはり準備もきちんとやらないといけないんですね・・・(・_・;)
スポーツするより体力が必要に思えます。。。
物凄くいい自由研究だったと思いますよぉ~(^^♪
この時も奥様は反対されてたんですか・・・(笑)
今月末位に予定されてるんですよねぇ。。。もうじきじゃないですか!!!
ふっ・・・楽しみです(^^♪



by やす (2008-07-07 17:22) 

vow

ほんと勉強になります。
登山は来年にしました!
そのかわり、今年は別の場所へ登ります。
by vow (2008-07-08 19:51) 

おれんじとりゅふ

こんばんは。
富士登山が夏休みの自由研究ですか!
なかなかできない研究ですよね!(゜ロ゜ノ)ノ
でも息子さんたちにとってはいつまでたっても思い出に残る体験だったと思います。
…高山病の知識がないと富士登山はツライですよねllllll(-_-;)llllll

ソネ★くじもらっていきます。
by おれんじとりゅふ (2008-07-08 23:32) 

ishot14-tama

花火師さん こんばんは。
楽しいというか何というか・・ 凄く疲れるのは事実です。
なんでもう一回登ろうと思うのか疑問です。( ̄~ ̄;)
by ishot14-tama (2008-07-08 23:50) 

ishot14-tama

やすさん こんばんは。
実はこの自由研究は、・・・なんです。 まだ言えないんですけど。
登るのには、体力だけ必要です。
今月下旬の予定なんですが、まだまだ未確定! いろいろあります。(;^_^A
by ishot14-tama (2008-07-08 23:59) 

ishot14-tama

vowさん こんばんは。
別の場所への登山記事。楽しみにしています。 (*^^)v
どこに登るのでしょうか?
by ishot14-tama (2008-07-09 00:02) 

ishot14-tama

おれんじとりゅふさん こんばんは。
そうなんです。高山病と気がつかないうちに実は高山病で、意識がもうろうとしていたりする事もあるみたいです。私がそうでした!
滑落事故も多いようなので注意が必要ですよね。
by ishot14-tama (2008-07-09 00:07) 

犀川

お子様と登られたのですね。
素敵な、ご一家ですね(#^.^#)
くれぐれも、気をつけてくださいね。。

ソネくじ頂きました~♪
ありがとうございましました(^O^)/
by 犀川 (2008-07-09 08:46) 

saimon

結構勉強になります。
いつかは登ってみたいとは思いますけど・・・
こう言いながら今に至ってます。

「ソネ★くじ」いただいていきま~す。
by saimon (2008-07-10 02:33) 

ishot14-tama

犀川さん こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
素敵なご一家なんて、照れてしまいます。
また、遊びに来て下さい。 (*^^)v
by ishot14-tama (2008-07-10 22:57) 

ishot14-tama

saimonさん こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
当時の夏休みの宿題用に調べまとめたものを参考に書いているんですが、こんなブログでもお役に立てたら嬉しいです。 (*^^)v
宜しければ、続きも読みに来て下さい。
by ishot14-tama (2008-07-10 23:00) 

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